保険料割引制度の比較と選ぶポイント

保険料割引制度について

各社の割引制度を比較

ゴールド免許など安全運転を行っている記名被保険者をはじめ事故の際でも死亡や大きなケガにつながりにくい車種など、自動車保険は事故のリスクに応じて保険料が割引されます。ただし、割引制度によっては設けられているところと設けられていないところがあり、どのような割引が適用されるのか契約前によく確認しておけば保険料を大きく節約できる可能性があります。この記事では各社の割引制度の比較と選ぶポイントを紹介しています。

保険料割引制度とは

割引制度の内容概要
インターネット割引インターネット経由で契約手続きを行った場合に保険料が割引され、2年目以降の割引額が異なる保険会社もあります。
早期契約割引保険始期日より一定期間以上前に契約手続きを行った場合に保険料が割引されます。
継続契約割引自動車保険の契約を継続した場合に保険料が割引されます。
e証券(証券不発行)割引紙の証券を発行しない場合に保険料が割引されます。
ゴールド免許割引記名被保険者の免許証の種類がゴールド免許の場合に保険料が割引されます。
無事故割引過去1年間において保険金を請求しなかった場合に保険料が割引されます。
長期優良割引20等級相当の等級で契約しており、過去1年間において保険金を請求しなかった場合に割引されます。
新車割引初年度登録から一定期間内の新車を対象とした契約の場合に保険料が割引されます。
エコカー割引ハイブリッド車や電気自動車など、保険会社が定めるエコカーの基準を満たした場合に保険料が割引されます。
福祉車両割引リフトアップや車いすの収納装置が付いているなど、基準を満たした福祉車両で契約する場合に保険料が割引されます。
ASV割引衝突安全ブレーキ(ASV)が搭載さている車両を対象に契約する場合に保険料が割引されます。
セカンドカー割引2台目以降の車を純新規(6等級)で同じ保険会社で契約する場合、7S等級からスタートできます。
複数台所有割引ノンフリート等級の車を同じ保険会社で複数台契約する場合に保険料が割引されます。
その他の割引子育て応援割引やくりこし割引など、独自の割引制度を設けている保険会社もあります。

割引制度の中には10,000円以上や10%以上などの割引を受けられるものがあり、保険料が大きくなればなるほど割引額も大きくなります。割引額が大きい制度が適用されるかどうかについて、契約前によく確認されることをおすすめします。

保険料割引制度で自動車保険を選ぶポイント

  • インターネット割引は2年目以降についても必ず確認する
  • ASV割引は販売開始年から3年以内の型式が対象
  • 一括見積もりサービスを利用すると便利

割引制度の中で最も注意しなければいけないのが「インターネット割引」です。ダイレクト型ではすべての保険会社でインターネット割引を設けていますが、初年度と2回目以降の契約(継続契約)では割引額が異なる保険会社があります。例えばアクサダイレクトでは初年度では最大で20,000円のインターネット割引がありますが、2年目以降は最大で5,000円、3年目以降は一律で1,000円となっています。長く継続して契約を検討されている方は、2年目以降のインターネット割引についてよく調べておきましょう。

また9%と割引率が大きい「ASV割引」ですが、販売開始から3年以内でASV装置が備わっている車種が対象となります。ASV割引は衝突軽減ブレーキによって事故時の死亡や大きなケガのリスクを下げるものですが、販売から3年以内は車種ごとの事故データが十分に集まっていないため一律で9%割引となっています。4年目以降は車種ごとの「型式別料率クラス」が算出されて、車種ごとの事故率に応じて保険料に反映されます。

すべての保険会社の割引制度について比較するのは難しいですが、一括見積もりサービスを利用するとどの割引制度が適用されているかについて簡単に比較することができるのでとても便利です。保険の窓口インズウェブ」や「価格.com自動車保険」などを利用して、各社の保険料について比較されることをおすすめします。

保険料割引制度の各社比較

「インターネット割引」や「ゴールド免許割引」、「ASV割引」など、各社の割引制度について比較して掲載しています。(※ 以下の比較内容は2021年9月時点のものです)。

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インターネット割引

ネット割引額を比較

インターネット割引はダイレクト型の自動車保険を契約する際に適用される割引制度で、契約する会社によって割引額が異なります。また保険料によって割引額が変わったり、初年度と2年目以降の割引額が異なる自動車保険があるので契約前によく確認しておきましょう。

損害保険会社契約年数保険料区分
50,000円以上100,000円以上150,000円以上
ダイレクト型
アクサダイレクト1年目11,000円18,000円20,000円
2年目2,000円4,500円5,000円
3年目以降1,000円
イーデザイン損保1年目10,000円
2年目以降2,000円(※1)
SBI損保1年目12,000円
2年目以降10,000円
おとなの自動車保険1年目~10,000円
ソニー損保1年目10,000円
2年目以降5,000円
チューリッヒ1年目13,000円16,000円20,000円
2年目5,000円5,000円5,000円
3年目以降1,500円
三井ダイレクト損保1年目7,000円10,000円10,000円
2年目6,000円6,000円6,000円
3年目以降3,000円
楽天損保1年目~25%(※2)
セコム損保1年目3,500円
2年目以降2,000円
自動車共済
JA共済1年目~
こくみん共済1年目~
代理店型
三井住友海上1年目~
東京海上日動1年目~
AIG損保1年目~
損保ジャパン1年目~
あいおいニッセイ同和損保1年目~
※1 2020年9月30日以前の契約は10,000円割引
※2 インターネットによる申込みの場合

アクサダイレクトやチューリッヒでは初年度のインターネット割引は最大20,000円割引が設定されていますが、2年目以降は割引額が下がってしまうので自動車保険を長期間にわたって継続契約を希望されている方は長いスパンで保険料を比較することがポイントとなります。

また楽天損保ではインターネット割引25%が一律で適用されますが、代理店を経由して契約した場合はインターネット割引が適用されないので注意が必要です。

早期・継続割引、e証券割引


早期契約や継続契約で割引が受けられる

保険会社によっては契約の時期や継続契約でも一定の条件を満たせば保険料が割引になるところがあります。「早期契約割引」では保険始期日の45日または50日以前に契約手続きを済ませておくことが条件となっており、500~600円の保険料割引が受けられます。またSBI損保では早期契約や継続契約をされた方を対象に抽選で特典がプレゼントされるキャンペーンも実施しています。

→ 自動車保険の見積もりでプレゼント特典があるキャンペーン2021年

損害保険会社早期契約割引継続契約割引e証券(証券不発行)割引
ダイレクト型
アクサダイレクト
イーデザイン損保500円(※1)最大3%500円
SBI損保△(※3)△(※3)500円
おとなの自動車保険600円(※2)
ソニー損保最大2%500円
チューリッヒ500円(※1)500円
三井ダイレクト損保最大2%500円
楽天損保
セコム損保
自動車共済
JA共済2%
こくみん共済
代理店型
三井住友海上
東京海上日動240円
AIG損保
損保ジャパン240円
あいおいニッセイ同和
損保
※1 保険始期日45日前までの契約手続きが対象
※2 保険始期日50日前までの契約手続きが対象
※3 対象者向けのプレゼントキャンペーンあり

継続契約割引では契約年数に応じて割引率が変わり、例えば三井ダイレクト損保では契約2年目(継続契約1回目)では1%、契約4年目(継続契約3回目)以降で2%の割引率が適用されます。

また紙の保険証券を発行しない場合に割引される「e証券(証券不発行)割引」を設けている損保会社もあります。契約内容は各社のウェブサイトにおいて契約者専用ページにログインすることでいつでも確認することができます。

ゴールド免許割引、無事故・長期優良割引


優良運転者に対する割引

記名被保険者の免許の種類や過去1年間事故の有無に応じて保険料が割引される制度もあります。記名被保険者がゴールド免許であれば最大で20%もの割引を適用している保険会社もあり、優良運転者は保険料が大きく割引されるのでお得です。

損害保険会社ゴールド免許割引無事故割引長期優良割引
ダイレクト型
アクサダイレクトあり(※1)
イーデザイン損保あり(※1)2%
SBI損保最大約20%あり(※3)
おとなの自動車保険あり(※1)
ソニー損保12%2,000円
チューリッヒあり(※1)
三井ダイレクト損保あり(※1)最大4%(※2)
楽天損保15%
セコム損保最大約15%
自動車共済
JA共済12.5%最大6%
こくみん共済
代理店型
三井住友海上15%2%
東京海上日動最大15%
AIG損保あり(※1)3%
損保ジャパン最大10%5%(※4)5%(※5)
あいおいニッセイ同和損保あり(※1)2%
※1 契約時の規定によって割引率が異なる
※2 長期無事故割引と長期無事故割引プラスとの合計
※3 2011年3月31日以前の契約の場合
※4 運転特性反映型で一定以上のスコアの場合
※5 記名被保険者が65才以上の場合

また契約期間中に無事故だった場合の割引制度が設けられている自動車保険もあります。「無事故割引」は等級に限らず前年度の契約期間中に無事故だった場合に適用されるもので、自動車保険を乗り替えた場合には適用されないので注意しておきましょう。

「長期優良割引」は20等級相当の契約の方が対象となっており、無事故であっても等級が上がらない代わりに保険料が割引されるというものです。長期優良割引は自動車保険を乗り替えても適用される保険会社もあるので、契約前によく確認しておきましょう。

車に対する割引


車の状態に応じて保険料を割引

自動車保険の契約対象の車が初年度登録から1~3年以内の新車や、ハイブリッド車や電気自動車などのエコカーである場合は保険料が割り引かれる保険会社があります。「新車割引」が適用あれると10~15%の保険料割引が適用されるので、新しく車を購入された方は新車割引がある保険会社から選ぶと保険料を節約できます。

また「自動安全ブレーキ(ASV)割引」はすべての保険会社で設けられており、適用されると一律で9%または型式料率クラスに応じて保険料が割引されます。

損害保険会社新車割引エコカー割引福祉車両割引ASV割引
ダイレクト型
アクサダイレクトあり(※1)
イーデザイン損保ありあり(※1)
SBI損保最大約9%あり(※1)
おとなの自動車保険あり1,200円あり(※1)
ソニー損保最大19%1,000円(※2)9%
チューリッヒありありあり(※1)
三井ダイレクト損保ありあり(※1)
楽天損保最大10%9%
セコム損保ありあり(※1)
自動車共済
JA共済最大10%3%9%
こくみん共済最大14%3%7%9%
代理店型
三井住友海上あり3%あり(※1)
東京海上日動あり3%3%9%
AIG損保あり3%3%9%
損保ジャパンあり3%3%9%
あいおいニッセイ同和
損保
あり3%3%9%
※1 型式別料率クラスによって異なる
※2 電気自動車の場合

保険会社が定める基準を満たした環境配慮車である場合は「エコカー割引」を受けられ、保険料の3%や1,000円ほどの割引となっています。車いすを載せるための車も「福祉車両割引」を受けられる場合があるので契約時によく確認しておきましょう。

その他の割引制度

複数台所有割引やセカンドカー割引をはじめ、紹介割引などを設けている保険会社もあります。JA共済は農業用の貨物車に対する掛金の割引があったり、自賠責共済とセットで加入すると割引が受けられます。

損害保険会社その他の割引制度
ダイレクト型
アクサダイレクト複数台割引、子育て応援割引
イーデザイン損保セカンドカー割引
SBI損保セカンドカー割引
おとなの自動車保険セカンドカー割引
ソニー損保セカンドカー割引、くりこし割引
チューリッヒ紹介割引
三井ダイレクト損保複数台割引、紹介割引
楽天損保セカンドカー割引
セコム損保セカンドカー割引
自動車共済
JA共済農業用貨物車割引、自賠責共済セット割引、複数台割引
こくみん共済複数台割引
代理店型
三井住友海上複数台割引
東京海上日動複数台割引、セカンドカー割引
AIG損保複数台割引、障がい者割引
損保ジャパン複数台割引、セカンドカー割引
あいおいニッセイ同和
損保
複数台割引、耐損傷性・修理性割引

他にも子育て応援割引や障がい者割引など独自の割引き制度で差別化を図っている保険会社もあり、適用を受けられる場合は保険料の節約にもつながるので契約前に各社の割引制度についてよく確認しておきましょう。

保険料割引制度比較のまとめ
保険料は自動車保険を選ぶ上で重要なポイントとなるので、どのような割引を受けられるかどうかで自分に合う保険会社も変わってきます。一括見積もりサービスなどを利用して適用される割引制度について確認されることをおすすめします。

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